インフルエンザは、インフルエンザウイルスに引き起こされる感染症の一つです。
このウイルスは、気温が低い・乾燥しているという環境を好むため冬に流行します。
1918年の「スペインインフルエンザ」では、死者を38万人出しており、軽視できない危険な病気です。
現代のアメリカでも、毎年少なくとも12,000人以上の人がインフルエンザにより亡くなっていると言われています。
インフルエンザの主な症状は、高熱や強い全身症状、関節痛、頭痛、咽頭痛、鼻水、咳などです。
風邪とよく似た症状もありますが、風邪よりも重篤化しやすいといった特徴を持ちます。
初期症状では風邪との区別がつきにくいため、気が付いたら重篤化していたというケースもあります。
高熱や強い全身症状、関節痛を訴える場合は、インフルエンザを疑いましょう。
インフルエンザの予防方法として、流行時期の不要な外出を控えること、手洗いやうがいを徹底すること、栄養のある食事を心がけて体力や免疫力をつけることなどが挙げられます。
また、「予防接種」を受けることも有効です。
ワクチンの力でインフルエンザの症状が和らぎ、重篤化を防ぐ効果が期待できます。
インフルエンザウイルスは感染力が強いため、罹患した場合は会社や学校を休む必要があります。
病院を受診し、栄養をとることと睡眠時間をいしっかり確保することが基本です。
医師から処方された内服薬を飲みながら安静にするようにしましょう。
家族はインフルエンザにかかった人との接触をなるべく避けるようにします。
看護をした場合は、手洗いとうがいをいつもより念入りにしましょう。